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Revit用のおすすめノートパソコン10選

Revit用のおすすめノートパソコン10選

これからBIMをやっていこうと思っている方で、BIMのRevitが快適に動くノートパソコンを探している方はいらっしゃいますか?

本記事ではRevitが問題なく動くおすすめのノートパソコンを、扱う建物の規模別にご紹介します。

目次

1.Revit用おすすめノートパソコン10選
1-1.住宅等の小規模モデルで快適に動くパソコン
1-2.オフィスビル等の中規模モデルで快適に動くパソコン
1-3.商業施設や高層マンション等の大規模モデルで快適に動くパソコン

2.おわりに

 

Revitを問題なく動かすためには、パソコンのスペックに気をつける必要があります。
パソコンの推奨スペックについては建物の規模別に紹介している「Revitが快適に動くパソコン推奨スペックとは」という記事も書いておりますので、気になる方はご覧ください。
Revitが快適に動くパソコン推奨スペックとは(実機を紹介)

 

今回ご紹介するパソコンは、私が使ってきたパソコンとスペックを比較することでおすすめしているパソコンになります。
また、設計事務所の仲間、先輩、取引先、長年Revitを使っている方への調査によりピックアップしています。

 

それではいってみましょう。

 

 

1.Revit用おすすめノートパソコン10選

Revitをノートパソコンで快適に動かすには、大きく①CPU性能②メモリ③グラフィックスに気を付けておくとよいでしょう。

これらをチェックした上で、④ストレージ、⑤値段や、好みのブランド、軽さ、デザイン、などを考慮して購入しましょう。

 

ちなみに、Autodesk社のRevitというソフトはWindowsのみで動くソフトです。
意匠設計者に人気があるApple社のMacBook等では、残念ですが動かないことに注意です。
MacBook等でBIMを動かしたい方は、グラフィソフトジャパン社のArchiCADを使う方が多いです。

 

それでは以上を踏まえて、ノートパソコンを順番にご紹介していきたいと思います。

 

1-1.住宅等の小規模モデルで快適に動くパソコン

【1.GIGABYTE / AERO 15】
GIGABYTE AERO 15 4K有機ELパネル採用ノートパソコン

①CPU:インテル Core-i7 9750H
②メモリ:8GB
③グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 1660TI
④ストレージ:SSD256GB
⑤値段:213,700円(※リンクの値段です。時期により変動します)

まずは台湾のメーカーのGIGABYTEをご紹介します。
CPU、グラフィックスと申し分ありませんが、メモリが8GBなので、小規模モデルに分類しました。

4K有機ELパネル採用なので、きれいにRevitモデルを映してくれます。

 

 

【2.マイクロソフト / Surface Proシリーズ】
マイクロソフト Surface Pro 7

①CPU:インテル Core-i5 1035G4
②メモリ:8GB
③グラフィックス:Intel Iris Plus Graphics 640
④ストレージ:SSD256GB
⑤値段:130,800円(※リンクの値段です。時期により変動します)

こちらは私が愛用していたSurfaceProシリーズです。
私が使っていたのは、2世代前のSurfacePro5でしたが、2020年現在は7が発売されています。

CPU、メモリ、グラフィックスと、そこまで高スペックではありませんが、私の経験上、住宅等の小規模建築のモデリングでしたら、問題なく操作することができました。
学生さんの勉強用だったり、Revit初心者の方の勉強用にはよいと思います。

私はCore-i5モデルでしたが、上位モデルのCore-i7モデルを買っておけば、さらに安心と言えるでしょう。

 

 

【3.Dell / Inspiron 15】
Dell ノートパソコン Inspiron 15

①CPU:インテルCore-i7 1065G7
②メモリ:8GB
③グラフィックス:Intel Iris Plus Graphics
④ストレージ:SSD512GB
⑤値段:98,800円(※リンクの値段です。時期により変動します)

Dellのノートパソコンのご紹介です。
こちらも上記の2モデルと同じようなスペックですが、値段が10万円以内というところが魅力的です。
値段は安くおさえたいけど、Revitをちょっと動かしたいという方におすすめです。

 

 

1-2.オフィスビル等の中規模モデルで快適に動くパソコン

次に中規模の建築をモデリングする際におすすめのパソコンのご紹介です。

ここでは中規模と書きましたが、大規模建築でも、たまに重たいと感じる時もありますが、使えないことは全然ありませんので、価格とのバランスを考えると一番のおすすめノートパソコンになります。
(私がメインで使っているパソコンも、以下で紹介するスペック同等です)

 

【4.ASUS / X571GT】
ASUS ノートパソコン X571GT

①CPU:インテル Core-i7 9750H
②メモリ:16GB
③グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 1650
④ストレージ:SSD512GB
⑤値段:166,443円(※リンクの値段です。時期により変動します)

中規模モデルにおすすめなのは、上記のように、メモリが16GB以上、そしてグラフィックスがGeForceのような外付けグラフィックボードが搭載されているものがよいでしょう。(CPU内蔵の他に、グラフィックボードが載っているもの)

CPUはインテルCore-i7以上は必要で、ストレージも512GB以上あるとよいです。
台湾のメーカーASUS(エイスース)は、高スペックの割に低価格なのでとてもおすすめです。

 

 

【5.マイクロソフト / Surface Book 3】
マイクロソフト Surface Book 3

①CPU:インテル Core-i7 1065G7
②メモリ:32GB
③グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 1650 Max-Q
④ストレージ:SSD1TB
⑤値段:288,330円(※リンクの値段です。時期により変動します)

私がメインで使っているノートパソコン、Surface Book 3(13.5インチ)のご紹介です。
ここではストレージが1TBのものを紹介しましたが、512GBにすると値段が安くなるので、容量がそこまで必要でない方にはおすすめです。

ノートパソコンとしては高スペックでよいのですが、値段が高めに設定されています。
マイクロソフトブランドで高くなっていますので、値段を抑えたい方にはおすすめしません。

ちなみにキーボードとディスプレイを取り外せるのが、このパソコンの売りの一つですが、RevitやAutoCADを立ち上げた状態で取り外そうとすると、一度CADデータを閉じないといけないので、かなり不便です。
キーボードの方にグラフィックボードが搭載されているため、そのような現象になるようです。
Revitを使った状態でのキーボード取り外しは諦めましょう。

また、13.5インチでも結構重たいです。15インチだともっと重たくなるので店頭で触ってから購入するようにしましょう。

少しデメリット中心で書きましたが、スペックには全く問題なく、またデザインもスタイリッシュなので、気に入って使っていますので、おすすめします。

 

 

【6.NEC/ LAVIE Pro  PC-PM950SAL】
NECパーソナル LAVIE Pro

①CPU:インテル Core-i7 10510U
②メモリ:16GB
③グラフィックス:Intel UHD Graphics
④ストレージ:SSD512GB
⑤値段:215,913円(※リンクの値段。時期により変動します)

NECのLAVIE Proのご紹介です。
CPUが第10世代のCore-i7で、メモリも16GBあるので問題なくRevitを動かせるモデルです。

このモデルの素晴らしいところは何といっても軽いという事です。
高スペックなのになんと1kgを切ります。
軽いノートパソコンをお探しの方にはおすすめします。

また、私がいつもRevitを勉強させていただいている、Autodesk Revit ではじめるBIM実践入門の山形雄次郎先生もこちらのシリーズを使っておられました。
一度触らせていただきましたが、とても軽かったので驚きました。

 

 

【7.Lenovo / Legion Y7000】
Lenovo ゲーミングノートパソコン Legion Y7000

①CPU:インテル Core-i7 9750HF
②メモリ:16GB
③グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 2060
④ストレージ:SSD1TB
⑤値段:193,741円(※リンクの値段です。時期により変動します)

中規模モデルの最後は、変わりダネのゲーミングノートパソコンを選びました。
とはいえ、スペックは問題ないので、Revitもサクサク動くでしょう。
値段も20万円を切るのがうれしいですね。

デザインがかっこいいので、このようなデザインが好きな方にはおすすめです。
もちろんゲームが趣味の方にもよいでしょう。

 

 

1-3.商業施設や高層マンション等の大規模モデルで快適に動くパソコン

最後に大規模建築物でも問題なく動くパソコンをご紹介します。

基本的には、CPU性能が高かったり、グラフィックボードにNVIDIAのQuadroが搭載されているものを中心に選んでいます。

 

【8.Lenovo / ThinkPad P52】
Lenovo ThinkPad P52 ノートパソコン

①CPU:インテル Core-i7 8850H
②メモリ:32GB
③グラフィックス:NVIDIA Quadro P2000
④ストレージ:SSD512GB
⑤値段:466,018円(※リンクの値段です。時期により変動します)

Lenovoの人気ノートパソコンThinkPadのご紹介です。
大手のゼネコンさんでもよく採用されていますね。

グラフィックスにNVIDIAのQuadro P2000が搭載されているので、Revitで大規模建築物を3Dビューでぐるぐる確認する際などに威力を発揮します。

P2000はQuadroの中でも中間レベルの位置づけですが、Revitでのモデリングには問題ありません。

 

【9.HP / ノートパソコン】
HP ノートパソコン

①CPU:インテル Core-i9
②メモリ:32GB
③グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 2060 with Max-Q
④ストレージ:SSD2TB
⑤値段:279,500円(※リンクの値段です。時期により変動します)

HP(ヒューレットパッカード)のノートPCのご紹介です。
グラフィックスはQuadroではありませんが、CPUはインテルCore-i9を搭載しています。RevitはCPU性能が一番大切なので、高ければ高いほどよいです。

高スペックの割に価格が抑えられているので購入しやすいですね。

 

【10.Razer / Razer Blade 15 Studio Edition】
Razer Blade 15 Studio Edition ゲーミングノートパソコン2020年夏モデル

①CPU:インテル Core-i7 10875H(8コア)
②メモリ:32GB
③グラフィックス:NVIDIA Quadro RTX 5000
④ストレージ:SSD1TB
⑤値段:538,942円(※リンクの値段です。時期により変動します)

最後はRazer Blade 15のご紹介です。
モンスターノートPCと言ってもいいほどの高スペックです。

特にグラフィックスのQuadro RTX 5000は高性能のグラフィックスで、デスクトップPCよりもいい環境で作業を行えるほどの性能です。
どんなに複雑で大規模な建築物を扱う場合でも、しっかり動いてくれるでしょう。

ただしやはりQuadroを搭載すると価格が一気に上がってしまいますね。

 

 

2.おわりに

いかがでしたでしょうか?
今回はRevit用のおすすめノートパソコンを10個ご紹介しました。

ノートパソコンは好きな場所で使えるのが魅力ですが、Revitを問題なく動かすノートパソコンは、決して安いものではありません。
ですので、自分の用途に合ったノートパソコンを、よく検討して購入するようにしましょう。

また、パソコンは、モデルチェンジが繰り返され、時期によって値段変動やモデルが廃盤になるということがよく起こります。
気に入ったモデルがあれば、早めにチェックして購入することをおすすめします。

 

 

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Revitの購入方法を解説します

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https://www.youtube.com/channel/UCdNJGZIifFj6fS1drcgMsZg

✅参考書
Autodesk Revit ではじめるBIM実践入門
山形雄次郎 著