Revitファミリ制作

【月間約100個制作可能!】ファミリ制作事業がスタートしました!~建設業のDX化推進

BIMデータの内部構造を熟知した人材が、軽量かつ高い汎用性のあるパラメトリックデザインのファミリ(建築BIMで使われる3D部品データ)制作&監修をいたします。

軽量・高い汎用性・パラメトリックデザインのファミリ制作サービスを開始しました!

⽣産性向上を目的に、建築BIM(※)活用の需要が高まり、年々導⼊が進んでいます。同時にBIM人材不足、人材のスキル不足、という悩みを抱えている大手企業様も多いというのが現実です。特に、BIMでモデリングする際に必要な建築の3D部品データ「ファミリ」は数が多く、また制作にも時間を要するため、ファミリ制作においては課題意識を持っていながら解決に至っていない企業様も多いと思われます。

そこで、次世代の設計ツールであるBIMを活用した建築図面および建築3Dモデル作成に特化したファシリッチ株式会社では、オリジナルファミリ制作サービスの提供を開始。BIMデータの内部構造を熟知した高スキルのスタッフによって、軽量で高い汎用性を持つパラメトリックデザインのファミリ制作あるいは制作チームビルド・監修で、月間約100個制作が可能となっております。

※Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)。建築設計3Dデジタルモデルに属性データを追加した建築物のデータ作成ソフトウェア。設計・施工・維持管理等さまざまな工程においてデータ活用をすることで、建築生産現場の生産性向上や他業種連携による新たなビジネスの創出(DX)をもたらす。

BIMファミリ制作について、企業様はこんなお悩み・課題を持っています

〇特殊なドア・窓ファミリ制作に時間がかかるが時間がない
〇社内で設備ファミリを作れる人がいないので、社外で気軽に依頼できる人が欲しい
〇施工図などさまざまなフェーズに対応していない等、ファミリの汎用性が無く作り直しが多い
〇複雑すぎて利用が難しい
〇パラメトリックなファミリを作れる人材がいない
〇不要なパラメータが多く、データが重たくなる

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ファシリッチのファミリ制作サービスは“6つの強み”で解決します!

  1. 「軽量化」必要情報を明確にし、運用を考慮した設計
  2. 「LOD対応」使用フェーズに合わせ変更可能な設計
  3. 「パラメトリックデザイン」利用し易く柔軟な設計
  4. 「属性情報」社内標準を考慮したパラメータ
  5. 「管理」アドインを利用した検索用意な管理
  6. 「人材」BIMデータの内部構造を理解した経験と専門知識豊富な人材がファミリ制作および監修
施工図BIMを得意とするファシリッチ株式会社と、BIMデータの内部構造を熟知し、テンプレート制作を得意とする株式会社CooTが業務提携し、ファミリ制作を行っています。

《制作スタッフ紹介》

・日本人初、Web世界標準団体「W3C」のBIM部門に2021年から所属

・大学のアシスタント研究員(BIMデータで有名な研究室)セマンティックウェブ

・クライアントごとにカスタマイズされたファミリ制作、テンプレート、コンサル業を5年以上担当

・ゼネコンのBIM標準の整備で、テンプレート作成業務を5社以上経験

・テンプレート用ファミリの作成:1500個以上経験

・施工図用ファミリの作成:500個以上経験

 

ファミリ制作サービスのフロー

ファシリッチのファミリ制作サービスは、基本的に以下の流れで進めてまいります。

 

ファミリ制作事例のご紹介

すでに企業様からのご依頼で、今まで1500個以上のファミリを制作してまいりました。お客様からいただいた声と、実際の制作事例をご紹介します。

【お客様の声:ゼネコンA社様】ファミリ制作の良かったポイント💡

パラメトリックによる計算の自動化、実施図用・施工図用などの汎用性を備え、再利用性を考慮した設計で、自社でのファミリの変更等なく特殊なプロジェクトや形状にも対応できた。また、パラメータがわかりやすく、理解しやすいため共有先でも利用が楽だった。

【お客様の声:設計事務所B社様】ファミリ制作の良かったポイント💡

細かい要望にも対応いただき、社内テンプレートとして活用できる高品質なファミリを納品していただいた。
また、Revitの操作に不慣れなメンバーでも使いやすいように工夫されており、導入教育の負担も軽減された。
ファミリ納品だけでなく、カテゴリや共有パラメータの設計方針についてもアドバイスをもらい、BIM標準の整備が一気に進んだ。

【お客様の声:建材メーカーC社様】ファミリ制作の良かったポイント💡

製品カタログに基づいた忠実なモデリングに加え、オプション展開まで見越した柔軟な作りに感動した。
短期間の依頼にもかかわらず、必要なファミリを質よく提供してくれた。

 

【実際の制作事例】

1.ドアファミリ

<要件定義>
ドアパネルや左右のFixパネルのサイズを自在に自由調節して、幅や高さを制御可能できるファミリを作成する。

<作成手順>
A. ドアのフレーム作成
○ドアテンプレートでフレーム形状作成
○フレーム幅・高さ・奥さが変更できるようにパラメータを作成

B. ドアのパネル作成
○一般的なモデルで扉の形状作成
○パネル幅・高さ・厚さが変更できるようにパラメータを作成
○ガラスサイズをパネルサイズで連動的に制御されるようなパラメータを設定

C. ネスト設定
○Aを基準にして、AにBをネストする
・AにBを挿入
・Bの位置を調整し、参照面に拘束する

○連動パラメータの設定
・Aの中で、Bのサイズを連動的に制御するために、適切なパラメータを作成。
・BのパラメータとAでの設定パラメータをリンク

※複数のパネルが必要である場合:
・パターン1:サイズが同じであれば、同じパラメータで制御可能
・パターン2:サイズが異なると、連動する式で制御

D. サイズ調整の連動設定
○パネルのサイズを通じてドアの幅・高さを制御できるように、パネルの幅・高さパラメータの式で連動する式を設定する。
※ドアのパネルの幅や高さだけ入力して、ガラスのサイズ、ドアの全体幅・高さも自動的に計算される。

 

2.PCH空調ポンプ

<要件定義>
ポンプの機械基礎と本体のサイズを自社で柔軟的に調節できるファミリを作成する。
製品のサイズ、質量の調整を可能にする。
また機械基礎の位置やサイズを制御し、質量を自動計算できるようにする。

<作成手順>
A. ポンプの基礎作成
○機械設備テンプレートで基礎形状作成
○基礎幅・高さ・厚さが可変できるようにパラメータを作成

B. ポンプ本体作成
○Aの中で本体の各パーツの形状作成
○各パーツの幅・高さ・厚さが可変できるようにパラメータを作成
○特に、ポンプ本体のサイズを通じて基礎の幅や高さを自動的に制御できるような連動を設定

C. 配管コネクト設定
○配管繋がりところに「配管コネクト」を作成
○その2つ配管コネクトをリンクするために、「リンクコネクト」を設定
※「リンクコネクト」を設定しないと、システムの設定や液体流量の計算などは不可

D. 質量の計算
○ポンプの基礎や本体のサイズによって適切な質量の値を自動的に表示するために、式でIF関数や、ルックアップテーブル機能を活用する。

 

3.ドア付きスライディングウォール

<要件定義>
ドアパネル位置をカスタマイズでき、自動でパネルの割付を行うことのできるファミリを作成する。
図面での戸袋位置を調整可能できるようにする。

<作成手順>
A. 窓のフレーム作成
○窓テンプレートでフレーム形状作成
○フレーム幅・高さ・奥さを変更できるようにパラメータを作成

B. ドア作成
○一般的なモデルでドアの形状作成
○パネル幅・高さ・厚さを変更できるようにパラメータを作成

C. 各パネル作成
○一般的なモデルで一つのパネルの形状作成
○パネルの幅、高さ、厚さが可変できるようにパラメータを作成

D. ネスト設定
○ Aを基準にして、AにBとCをネストする
・AにBとCを挿入
・BとCの位置を調整し、参照面に拘束する

○連動パラメータの設定
・Aの中で、BのサイズおよびCのサイズや枚数を連動して制御するために、適切なパラメータを作成。
・BやCのパラメータとAでの設定パラメータをリンク

※複数のパネルが必要である場合:
・パターン1:Cのサイズは同じであれば、同じパラメータで制御可能
・パターン2:Cサイズが異なると、連動する式で制御

E. サイズ調整の連動的設定
○ドアの幅を入力して、パネルのサイズや枚数が自動的に再計算される
○パネル枚数を入力して、パネル幅が自動的に再計算される。

 

4.ローリングドア

<要件定義>
シャッターカーテンの高さ、スラット枚の幅や個数を調整可能なファミリを作成する。
またシャッター用開閉モーターボックスの高さや厚みも図面上で調整可能にする。

<作成手順>
A. シャッターの開閉モーターボックス作成
○ドアテンプレートで開閉モーターボックス形状作成
○ボックス幅・高さ・厚さを変更できるようにパラメータを作成

B. パネル作成
○一般的なモデルでスラットパネルの形状作成
○パネル幅・高さ・厚さを変更できるようにパラメータを作成

C. ネスト設定
○ Aを基準にして、AにBをネストする
・AにBを挿入
・Bの位置を調整し、参照面に拘束する

○連動パラメータの設定
・Aの中で、配列(Array)機能でBの数を制御するためのパラメータを作成
・Bのサイズを調整するために、連動するパラメータを作成
・BのパラメータとAでの設定パラメータをリンク

D. サイズ調整の連携を設定
○シャッター全体の幅を入力するだけで、開閉モーターボックスの幅、パネル幅が自動的に調整される。
○シャッター全体の高さを入力するだけで、パネルの枚数が自動的に再計算される。
○パネルの高さを入力するだけで、パネル枚数が自動的に再計算される。
○パネルの枚数を入力するだけで、パネル高さが自動的に再計算される。

 

5.両開き窓

<要件定義>
窓のパネルの幅や高さを自在に調節して、窓全体のサイズを柔軟に制御できるファミリを作成する。

<作成手順>
A. 窓のフレーム作成
○窓テンプレートでフレーム形状作成
○フレーム幅・高さ・厚さを変更できるようにパラメータを作成

B. 窓のパネル作成
○一般的なモデルでパネルの形状作成
○パネル幅・高さ・厚さを変更できるようにパラメータを作成
○ガラスサイズをパネルサイズで連動して制御できるようなパラメータを設定

C. ネスト設定
○Aを基準にして、AにBをネストする
・AにBを挿入
・Bの位置を調整し、参照面に拘束する

○連動パラメータの設定
・Aの中で、Bのサイズを連動して制御するためにパラメータを作成。
・BのパラメータとAでの設定パラメータをリンク
※複数のパネルが必要である場合:
・パターン1:サイズは同じであれば、同じパラメータで制御可能
・パターン2:サイズが異なると、連動する式で制御

D. サイズ調整の連動的設定
○窓のフレームの幅・高さを入力するだけで、窓のパネルの幅・高さとガラスのサイズが自動的に再計算される。
○壁の厚さに合わせて、窓のフレームの幅、窓のパネルの幅が自動的に調整される。

 

6.鉄骨部材の詳細

(1)
<要件定義>
各パーツの幅や高さなどの各サイズを自社で柔軟に調整できるファミリを作成する。
アングル幅に合わせてスライスプレートサイズを制御可能にする。

<作成手順>
A. アングル作成
○一般的テンプレートでI形アングル形状作成
○アングル幅・高さ・厚さを変更できるようにパラメータを作成

B. スプライスプレート作成
○一般的テンプレートでスプライスプレート形状作成
○スプライスプレート幅・高さ・厚さを変更できるようにパラメータを作成

C. ネスト設定
○Aを基準にして、AにBをネストする
・AにBを挿入
・Bの位置を調整し、参照面に拘束する

○連動パラメータの設定
・Aの中で、Bのサイズを連動して制御するためのパラメータを作成。
・BのパラメータとAでの設定パラメータをリンク
※複数のスプライスプレートが必要である場合:
・パターン1:サイズは同じであれば、同じパラメータで制御可能
・パターン2:サイズが異なると、連動する式で制御

D. サイズ調整の連動的設定
○アングルの幅・高さ・厚さを入力するだけで、スプライスプレートの幅・高さ・厚さも自動的に再計算される。

 

(2)
<要件定義>
各パーツの幅や高さなどの各サイズを自社で柔軟に調整できるファミリを作成する。
アングル幅に合わせてボルト数を制御可能にする。

<作成手順>
A. アングル作成
○一般的テンプレートでL形アングル形状作成
○アングル幅・高さ・厚さを変更できるようにパラメータを作成

B. スプライスプレート作成
○一般的テンプレートでスプライスプレート形状作成
○スプライスプレート幅・高さ・厚さを変更できるようにパラメータを作成

C. ボルト作成
○一般的テンプレートでボルト形状作成
○ボルトの直径・長さが可変できるようにパラメータを作成

D. ネスト設定
○ Aを基準にして、AにBやCをネストする
・AにBを挿入
・BやCの位置を調整し、参照面に拘束する

○連動パラメータの設定
・Aの中で、BやCのサイズを連動して制御するためのパラメータを作成。
・BやCのパラメータとAでの設定パラメータをリンク

※複数のスプライスプレートが必要である場合:
・パターン1:サイズは同じであれば、同じパラメータで制御可能
・パターン2:サイズが異なると、連動する式で制御

D. サイズ調整の連動的設定
○アングルの幅・高さ・厚さを入力するだけで、スプライスプレートの幅・高さ・厚さが自動的に再計算される。
○アングルの長さを入力するだけで、ボルトの数も自動的に再計算され、配置される。

 

高度なスキルを持った人材を常駐させるのは大変難しいものです。ファシリッチでは、お客様の隣で作業をするように、密にコンタクトを取りながらファミリ制作を行います。汎用性がありクオリティも高いファミリを迅速に制作いたしますが、お客様が調整可能な仕様になっていますので、納品後のアフターフォローも承っております。

ぜひ、ファミリ制作でお悩みの企業様はお気軽にご相談ください。

<問い合わせ先>
fr-info@facirich.co.jp
ファシリッチ株式会社
担当:二上