Revitを学ぶ

Revitの本おすすめ3冊(BIM)

Revitを独学で覚えたいけど、どの本を買ったらいいか迷っていませんか?

本記事では、私が実際に購入して良かった本をご紹介します。

これらの本を勉強する事で、ひととおりRevitを理解する事ができ、仕事ができる状態になります。

目次

1.Revitの本おすすめ3冊
1-1Autodesk RevitではじめるBIM実践入門
1-2はじめてのAutodesk Revit&RevitLT
1-3BIMをもっと活用したい人のためのAutodesk Revitファミリ入門

2.まとめ

私もまったくRevitが扱えないところから、これらの本で勉強しました。
それぞれに特徴があって良かったのでご紹介します。

1.Revitの本おすすめ3冊

Revitのおすすめの本は、

になります。

早速①の本からご紹介します。

 

1-1Autodesk RevitではじめるBIM実践入門

2.①Autodesk RevitではじめるBIM実践入門

 

Revitのおすすめの本の1つ目は「Autodesk RevitではじめるBIM実践入門」です。

著者の山形さんは、10年前からRevitで建築設計を行われている方で、Revitスペシャリストです。

この本は何がいいかといいますと、今まで2DCADに慣れ親しんでいる人に扱いやすいように書かれているということです。完全初心者向けの本になります。

BIMというと3Dモデリングのイメージが先にきますが、この本ではあくまで「図面化」する事にこだわって書かれています。

BIMを導入した人がその操作性のハードルの高さから、作図時間が余計にかかり諦める方も多いことから、「すべてを最初から3D入力するのではなく、2Dでの作図も併用した簡易な手法で」「あえて平面図だけ作成する事を第一のハードルとする」「簡易な方法で早く」という事を念頭におかれて書かれているのが特徴です。

私も長い間2DCADでの図面化に慣れ親しんでおりますので、とても入りやすく、学びに繋がりました。

内容としては、第1章でRevitの概要を説明されたあと、第2章で壁・柱などの基本操作、第3章で平面図の作成の仕方、第4章で外構図、第5章で平面図に着色やハッチング、第6章で集計表と図面シートの作成、第7章ではファミリ、第8章で線の表現について、第9章でモデルのエッジの編集、第10章でリファレンスという内容になっています。

サンプルのプロジェクトファイルがダウンロードでき、本を進めるにつれて、サンプルの建物や図面が完成するという実践形式になっており、非常に分かりやすいです。

※サンプルの建物は2階建ての事務所ビルです。

また、山形先生はオンラインでのBIMコミュニティも運営されており、そこでは質問したりして交流する事も可能となっています。(お茶など飲みながらの楽しい会です)

ぜひ本の購入を機会に、参加されてみてはいかがでしょうか。

Autodesk Revit ではじめるBIM実践入門

 

1-2はじめてのAutodesk Revit&RevitLT

1-2はじめてのAutodesk Revit&RevitLTについて

 

こちらの本はRevitを使用して設計手法を実践するための入門書です。

先ほどご紹介した本と同様に、教材データをダウンロードして4階建ての集合住宅を作成しながら、Revitの操作を学んでいく内容になっています。

また、今まで業務でAutoCADや2DCADを使って設計している方に向けた本になっているので、2DCADの操作をひととおり理解していることを前提としています。

そのため、Revitを使う前の準備という事で、AutoCADで通り芯などの基本線を下書きするところから始まります。

この点は今までAutoCADメインで作図してきた私にとっては非常に助かりました。

ただ、AutoCADを使っていない方でも保存形式を「.dxf・.dwg・.dgn・.skp」のいずれかにすれば問題ありません。

内容としては、Chapter1でインターフェースや基本操作の確認、Chapter2で基本設計、Chapter3でプレゼンテーション、Chapter4で図面作成、Chapter5でシート設定、Chapter6でファミリの作成という内容です。

この本では、プレゼンテーションという項目があり、3次元ソフト特有のパースやレンダリングにも触れています。

どちらかというとこちらの本の方が細かい内容になっていますので、私の場合は前出の本を学んでから、こちらの本を学ぶことで効率よく学べたと感じています。

 

項目だけ見ると、前出の本と被るところもありますが、サンプル建物の規模と用途が違いますし、お互いにない項目もあるので、両方買って学習する事をおすすめします。

はじめてのAutodesk Revit&Revit LT 2017対応 実践! BIM入門ガイド

 

 

1-3BIMをもっと活用したい人のためのAutodesk Revitファミリ入門

1-3BIMをもっと活用したい人のためのAutodesk Revitファミリ入門

 

こちらの本はRevitの「ファミリ」について特化して学ぶという本になっています。

Revit(BIM)では2DCADでの図面の書き方とはまったく違い、このファミリを組み合わせるイメージで3Dモデルを作成していきます。

 

ファミリというのはRevitで3Dモデルを作る際の「部品」の事です。

例えば窓やドア、キッチンや洗面台などの設備機器、家具など様々なものがあります。

そしてこれらの部品にパラメータと呼ばれる変更可能な数値だったり情報を入れる事ができ、まさにこれがBIMの最大の特徴の一つとなっています。

ただ、このファミリ、とても奥が深く、0から作成するのはハードルが高いものとなっています。

上記の理由により、最近では「見える化」を優先し、BIMの特徴である「情報」を持たないモデルデータ(3DCADに近いもの)が多く作成されており、本来のBIMの効果が発揮されていないという事があります。

そのような理由から著者は本書を書かれており、この本を読むとファミリの作成方法やデータ構成、設定などについて学ぶことができます。

内容としては、Chapter1.ファミリの基本、Chapter2.形状だけのファミリ作成、Chapter3.パラメータ設定できるファミリを作成(基本編)、Chapter4.応用編、Chapter5.2Dファミリの作成と活用という内容になっています。

Revitはファミリの作成ができてから1人前と言われています。

この本では難易度の高いファミリをやさしく解説されていますので、ぜひ購入して学んでみてはいかがでしょうか。

BIMをもっと活用したい人のための Autodesk Revit ファミリ入門 (Revit 2019対応)

 

2.まとめ

いかがでしたでしょうか?

私が実際に購入して良かった本をご紹介させていただきました。
いずれの本も実践形式なので、手を動かしながら覚える事ができるのが特徴です。

サンプルデータも充実しているのがうれしいです。

一方、Revitは3Dソフトなので、本だけで学ぶと理解がしにくかったり、挫折してしまう事もあるかと思います。
そこで私のYouTubeチャンネルでは、これらの本を解説しながら学んでいくスタイルをとっていますのでそちらもよければ併用していただけると幸いです。

✅YouTubeで、Revitを学ぶチャンネルを運営しています。
一緒に学んでいきましょう。
https://www.youtube.com/channel/UCdNJGZIifFj6fS1drcgMsZg

✅Revitをまだ体験されていない方はこちらのブログもご覧ください。
Revitの購入方法を解説します

Revitの体験版ダウンロード方法を解説します