こんにちは。BIM CHANNELの二上です。
今まで2次元のCADしか使ったことがないという方で、これからBIMをやっていこうと思っている方へ。
Autodeskが出している、Revitの文字の書き方を知りたいですか?
また、文字サイズの変更など、編集方法についても知りたいですか?
本記事ではRevitの文字の書き方・編集方法について解説します。
1.Revitの文字の書き方
1-1タイプを作成(文字の種類を増やす)
1-2文字を書く
2.文字の編集の方法(回転・移動・サイズ変更)
2-1回転
2-2移動
2-3文字サイズ・色を変更
おわりに
この記事は、日本BIM普及センターの山形雄次郎先生のAutodesk Revit ではじめるBIM実践入門を参考に、自分で実践して学んで気づいた点を記しています。
とても分かりやすい本で、愛用している方も多くいらっしゃいます。おすすめです。
それではいってみましょう。
1.Revitの文字の書き方
1-1タイプを作成(文字の種類を増やす)
まず始めに、文字コマンドをクリックします。
<注釈タブ>→<文字>
次に現在設定されているタイプを確認します。
プロパティの一番上に表示されているのが「タイプ」で、こちらをクリックすると、現在設定されているタイプの種類を確認することができます。
上記画像では以下の4つの種類があります。
・2mm UI Gothic
・4mm UI Gothic
・集計文字1
・集計表の既定
現在は4つしか文字の種類がないので、追加していきます。
文字コマンドを入力した状態で、「タイプ」の右下にある「タイプ編集」を選択します。
「タイププロパティ」ボックスが立ち上がります。
左側には現在設定されている4種類のタイプが確認できます。
こちらを追加していきたいので、右側にある「複製」をクリックします。
「名前」のボックスが立ち上がるので、任意の名前をつけます。
ここでは、「4mm UI Gothic」を複製して、「6mm UI Gothic」という名前に変更します。
名前を変更したら、「OK」をクリックします。
タイプ名に「6mm UI Gothic」が追加されたのが確認できます。
ただ、まだタイプ名を追加しただけなので、次にパラメータを変更します。
パラメータというのは、Revitのプログラムの動作を決定する数値や文字のことで、BIM(Building Information Modeling)のInformationの部分で、重要な概念の一つです。
分かりやすくするため、ここでは色のパラメータも「赤」に変更してみます。
設定が終わったら、ボックス右下の「OK」をクリックします。
※タイプ名とパラメータは連動しないので、注意してください。
1-2文字を書く
元の画面に戻り、プロパティのタイプ名をクリックすると「6mm UI Gothic」が追加されていることが確認できます。
こちらをクリックして選択します。
作業スペースの任意の場所でクリックすると、文字を入力することができます。
ここでは北を表す「N」と打ち込みました。
文字が大きく、赤色になっていることが確認できます。
パラメータで6mmと設定しましたが、この大きさというのは、「印刷したときに、6mmの大きさ」という意味です。
なので、スケールを大きくすると(例:1/100→1/300)、それに伴い、画面上の文字も大きくなります。
2.文字の編集の方法(回転・移動・サイズ変更)
2-1回転
回転したい文字を選択します。
すると、文字の右上に回転マークが出るので、これをマウスでドラッグすることで、文字を回転することができます。
2-2移動
移動したい文字を選択します。
すると、文字の左上に移動マーク(十字)が出るので、これをマウスでドラッグすることで、文字を移動することができます。
2-3文字サイズ・色を変更
変更したい文字を選択します。
プロパティのタイプセレクターをクリックすると、現在設定されている文字タイプが下に出てきます。
変更したい文字タイプを選択することで、文字のタイプ(大きさや色)が変更されます。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回は、文字の書き方、編集のしかたについてお伝えしました。
とてもよく使うコマンドなので、しっかり覚えたいですね。
✅Revitをまだ体験されていない方はこちらもご覧ください。
Revitの購入方法を解説します
✅YouTubeで、Revitを学ぶチャンネルを運営しています。
一緒に学んでいきましょう。
https://www.youtube.com/channel/UCdNJGZIifFj6fS1drcgMsZg
✅参考書
Autodesk Revit ではじめるBIM実践入門
山形雄次郎 著